学校ワークは何回やればいい? 定期テストにつながる使い方
30秒で読むまとめ
学校ワークは、ページを埋めて提出するだけではテスト勉強にならない。
大切なのは、間違えた問題や自信のない問題を見つけ、テストまでに自力で解ける状態にすること。
何周したかではなく、できなかった問題をどこまでできるようにしたかが重要である。
「学校ワークは何周すればいいですか」
定期テスト前になると、よく聞かれる質問である。
一般的には、「最低でも3周しよう」と言われることが多い。
しかし、すべての生徒が同じ問題を3周すればよいわけではない。
1回目でほとんど解けた生徒と、半分以上分からなかった生徒では、必要な勉強が違う。
答えを覚えた状態で同じページを繰り返しても、別の聞かれ方をされたら解けないこともある。
学校ワークで大切なのは、何周したかではない。
ワークを使って、できない問題を見つけ、できるようにしたか。
ここを確認する必要がある。
学校ワークには二つの目的がある
学校ワークには、大きく分けて二つの目的がある。
- 期限までに完成させ、学校へ提出すること
- テスト範囲の内容を理解し、問題を解けるようにすること
本来、この二つは同時に達成したい。
ところが、提出期限が近づいてから慌てて始めると、ワークは勉強ではなく作業になる。
分からない問題を考えずに空欄を埋める。
答えを赤で写す。
丸付けをして、提出できる形にする。
これで提出物としては完成しても、テストで問題を解けるようになったとは限らない。
提出日の朝にワークが終わったのであれば、テスト勉強としては、ほとんど何もしていないのと同じ状態になることもある。
「提出できる状態」と「テストで解ける状態」は別である。
まずはテスト2週間前までに一度終わらせる
定期テストである程度の点数を取りたいのであれば、学校ワークはテスト2週間前までに、習った範囲を一度終わらせておきたい。
テスト2週間前からワークを始める、という意味ではない。
授業で習ったところまで、普段から少しずつ進める。
そして、テスト範囲が発表される頃には、一度目がほぼ終わっている状態を目指す。
早めに一度解いておけば、次のことが分かる。
- 全く分からない単元
- 理解しているつもりだった単元
- 覚え直す必要がある言葉や公式
- 何度も同じ間違いをする問題
- 先生や塾へ質問した方がよい問題
残りの期間は、ここで見つかった問題を解決するために使う。
ワークは、できないところを見つけるための道具でもある。
ワークに直接書き込んでもよい
「何度も解くために、ワークには直接書き込まない方がよい」と言われることがある。
もちろん、ノートに解き、正解・不正解をワークへ記録し、間違えた問題を管理できるのであれば、それでもよい。
しかし、実際には、ノートに解いたことで次のような問題が起こる生徒も少なくない。
- どこまで進めたか分からなくなる
- どの問題を間違えたか残っていない
- ワークとノートを見比べないと状況が分からない
- 結局、一度しか解かない
そのような場合は、ワークに直接書き込んだ方がよい。
どこまで進んだか、どの問題を間違えたか、どの大問で正答率が低いかが一目で分かるからである。
書き込むかどうかよりも、学習の記録が残り、後からやり直せることの方が重要である。
自信のない問題にも印を付ける
ワークを解いたとき、間違えた問題に印を付ける生徒は多い。
しかし、正解した問題がすべて「できる問題」とは限らない。
たまたま当たった。
二つの選択肢で迷った。
公式は使えたが、なぜその公式を使うのか説明できない。
英単語の意味を文脈から予想した。
このような問題は、丸が付いていても、次に正解できる保証はない。
瀬谷松栄塾では、間違えた問題だけでなく、自信のない問題にも印を付けるように伝えている。
たとえば、間違えた問題には「×」、不安な問題には「☆」を付ける。
こうしておけば、後から見直すべき問題が明確になる。
何問ごとに答え合わせをするか
ワークを何ページも進めてから、まとめて答え合わせをする生徒がいる。
しかし、間違った考え方のまま何ページも進めれば、同じミスを繰り返す。
また、解いたときに何を考えていたのかも忘れてしまう。
基本的には、短い間隔で答え合わせをした方がよい。
最初は一問ごとでもよい。
ある程度できるようになったら、4問、8問と答え合わせの間隔を広げていく。
正答率が低い場合や、不安な問題が多い場合は、それ以上先へ進まず、内容を確認する。
分からないまま大量に解いても、できない行動を繰り返しているだけになる。
間違えた問題は、答えを写して終わらせない
間違えた問題の横に、赤で正しい答えを書く。
これだけで直しを終えてはいけない。
必要なのは、なぜ間違えたのかを確認することである。
- 必要な知識を覚えていなかった
- 問題文や言葉の意味を理解していなかった
- 解き方は知っていたが、途中で計算を間違えた
- 条件を見落とした
- 根拠を持たず、なんとなく答えた
原因によって、直し方は変わる。
覚えていないなら覚え直す。
言葉が分からないなら、教科書や辞書で確認する。
解き方が分からないなら、例題や解説へ戻る。
計算ミスなら、どの段階で間違えたのかを確認し、正しい手順でもう一度解く。
答えを見て納得しただけでは不十分である。
解説を閉じ、何も見ずに自力で解けるか確認する必要がある。
すべての問題を同じ回数やる必要はない
一度目で迷わず正解でき、後日もう一度解いても正解できる問題を、何度も解き直す必要はない。
反対に、一度答えを確認しただけでは解けない問題は、3回解いても足りないことがある。
そのため、全ページを機械的に3周するよりも、次のように分けた方がよい。
○:根拠を持って正解できた問題
時間を空けて確認し、解ければ終了。
☆:正解したが自信のない問題
根拠を確認し、後日もう一度解く。
×:間違えた問題
原因を確認して解き直し、後日もう一度自力で解く。
回数ではなく、問題の状態に合わせて復習する。
これが、ワークを効率よく使う基本である。
教科によって、ワークを解く前に必要なことが違う
ワークは、何も覚えていない状態で開けばよいものではない。
英語なら、単語や基本文を全く覚えずに問題を解いても、空欄が増えるだけである。
理科や社会なら、まとめページを見ながら一問一答を埋めても、覚えたことにはならない。
数学なら、解き方だけでなく、用語や定義を確認する必要がある。
国語なら、本文中に読めない漢字や意味の分からない言葉が残っている状態で問題演習へ進んでも、内容を正確に理解できない。
まず覚える。
教科書や例題を確認する。
そのうえで、何も見ずに問題を解く。
ワークは、覚えたことや理解したことを確認するために使うものである。
学校ワークを終わらせることを目標にしない
学校ワークは、定期テスト対策の基本になる教材である。
しかし、ワークを開き、ページを埋め、丸付けをしただけでは、成績にはつながらない。
大切なのは、ワークを通して何ができないかを見つけ、その問題をテストまでに解決することである。
一度でできなかったこと自体は問題ではない。
できなかった問題を放置し、同じ状態のままテストを受けることが問題なのである。
瀬谷松栄塾では、ワークの進み具合だけでなく、正答率、間違えた原因、答え合わせの仕方、解き直しまで確認している。
ワークを終わらせることではなく、ワークを使ってできる問題を増やすことが目的である。
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現在の取り組み方を確認し、必要な修正を行います。
