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中学校の成績表はどう見る?内申を上げるために確認したいこと

30秒で読むまとめ

成績表は、数字を見て一喜一憂するだけのものではない。
テスト、小テスト、提出物、授業中の行動など、どこに課題があるのかを確認するための材料である。
所見に良いことが書かれていても、観点別評価が低いなら、その理由と次に変える行動を確認する必要がある。

成績表が返ってくると、評定が上がった、下がったという話になりやすい。

もちろん、結果を確認することは必要である。

ただ、結果はすでに出てしまったものです。

問題は、これからどうするのか。

良かった教科は、何が良かったのかを確認して維持する。

思ったより低かった教科は、何が足りなかったのかを探す。

明らかにテストの点数が低いなら、まず点数を上げる必要がある。

提出物を出していないなら、次から期限内に完成させる必要がある。

やるべきことをやったつもりなのに評価が低いなら、学校の先生に「あと何をすれば評価が上がるのか」を確認する。

成績表は、本人を責めるためではなく、次に変える行動を見つけるために使うものである。

まずは評定だけでなく、観点別評価を見る

中学校の成績表には、教科ごとの評定だけでなく、観点別評価が書かれている。

知識・技能
用語、公式、基本事項を覚え、正確に使えているか。

思考・判断・表現
覚えた知識を使って考え、理由や根拠を説明できているか。

主体的に学習に取り組む態度
授業、提出物、課題、小テストなどへ継続して取り組んでいるか。

同じ評定「3」でも、低い観点によって必要な対策は変わる。

テストの点数だけを見て、

「次はもっと勉強する」

で終わらせても、成績が上がらないことがある。

何が評価されていなかったのかを確認しなければならない。

テストの点数と観点別評価が合わない場合

テストでは平均点程度を取っているのに、「知識・技能」の評価が低いことがある。

その場合は、定期テスト以外の評価材料を確認したい。

  • 小テスト
  • 単語テストや漢字テスト
  • 授業中の課題
  • レポートやプリント

定期テスト前だけ勉強して点数を取れても、普段の小テストが低ければ、評価が上がらないことがある。

小テストもテストです。

一方、テストの合計点は悪くないのに、「思考・判断・表現」が低いこともある。

この場合は、

  • 一問一答の暗記だけになっている
  • 公式に数字を当てはめるだけになっている
  • 少し分からないと、すぐ解答を写している
  • 理由や根拠を説明する練習が不足している

といった勉強方法を見直す必要がある。

同じ60点でも、知識問題はほぼ正解している一方で、思考問題はほとんど取れていないこともある。

合計点だけでなく、何を正解し、何を間違えたのかまで見る必要がある。

所見に良いことが書いてあっても、評価が低いことはある

成績表の所見には、良いことが書かれていることが多い。

「真面目に取り組んでいます」

「友達と協力して活動しています」

「その調子で頑張ってください」

もちろん、書かれていることが嘘だという話ではない。

人間的に良い子であることも、学校生活で良い面があることも事実なのでしょう。

しかし、

「真面目に取り組んでいる」と書かれているのに、「主体的に学習に取り組む態度」がCやC°なのはなぜか。

ここは確認しなければならない。

真面目なだけでは足りない、という評価なのかもしれない。

提出物の期限や内容に問題があるのかもしれない。

授業中に取り組んでいるように見えても、必要な課題を完成させていないのかもしれない。

学校、家庭、塾では、生徒が見せる顔も違う。

家や塾では真面目に取り組んでいても、学校では別の問題が起きている可能性がある。

所見に良いことが書かれているから、何も問題がないとは限らない。

良い言葉だけを受け取り、観点別評価に表れている課題を見落とさないようにしたい。

評価は、評価すること自体が目的ではない。

本来は、何を改善すればよいのかを示す指標でもある。

「主体的に学習に取り組む態度」が低い場合

この評価が低い場合は、まず提出物と授業中の行動を確認する。

本人の言う「提出した」と、先生が求める「提出されている」は違うことがある。

生徒本人は、本気で「出している」と認識していることがあります。

しかし、実際には次のような状態になっている。

  • 記入していないページがある
  • 丸付けをしていない
  • 間違い直しをしていない
  • 期限を過ぎている
  • 複数ある提出物の一部しか出していない

本人の中では、

「ほとんどやった」

「遅れたけれど出した」

「半分以上は出した」

ので、「提出した」という認識になっている。

しかし、学校が求める最低限の提出は、一般的には次のような状態である。

・期限内に提出している

・記入漏れや未記入ページがない

・丸付けが終わっている

・間違い直しまで終わっている

・指定された提出物をすべて出している

まずは、ここを達成しなければならない。

評価基準がそうなっているのであれば、それに合わせることも必要である。

いいか悪いかという話ではない。

人間社会で生きている以上、相手が求める完成基準を確認し、それに合わせて仕事を完成させる力も必要だからである。

「しっかり」「ちゃんと」では行動できない

成績を上げるために何をするか聞くと、次のような答えが返ってくることがある。

「次は提出物をしっかり出します」

「授業をちゃんと聞きます」

「テスト勉強をもっと頑張ります」

当たり前の話なので、本人も「なるほど」と聞く。

しかし、ここで終わる。

しっかりって、具体的に何?

ちゃんとって、どこまでやること?

これを説明できなければ、実行できるはずがない。

提出物を「ちゃんと出す」なら、少なくとも次のように具体化する必要がある。

  1. 期限内に、すべて提出する
  2. 丁寧に完全記入する
  3. 答え合わせと間違い直しを済ませる
  4. 必要なポイントをメモする

即答できるのであれば、あとは実行するだけである。

即答できないのであれば、そもそも何を実行すればよいのか分かっていない。

普段の勉強でも同じです。

「こういうことに気をつけてやりなさい」

と説明されて、「分かりました」と答える。

そこで、

「こういうことって何?」

と聞かれると、

「さっき言っていたことです」

と答える。

さらに、「さっき言っていたことって何?」と聞くと、もう思い出せない。

これでは行動は変わらない。

言われた内容を言語化し、メモを取り、具体的な行動へ変える必要がある。

成績を上げるために必要なのは、「次は頑張る」という反省ではなく、次に行う具体的な行動である。

評価理由が分からなければ、先生に確認する

テストの点数も悪くない。

提出物も期限内に出している。

授業中も真面目に取り組んでいる。

それでも評価が低いのであれば、担当の先生へ確認してよい。

ただし、

「どうしてこの評価なんですか」

と問い詰めるのではなく、

「次の評価へ上げるためには、何を改善すればよいですか」

と聞いた方がよい。

本当に真面目に取り組み、点数も悪くなく、提出物の遅れもないのであれば、評価が低い理由を聞くことはおかしなことではない。

学校側の入力ミスという可能性も、非常に少ないとはいえ、ないわけではない。

先生から言われた内容は、その場で「なるほど」と聞いて終わらせない。

メモを取る。

「提出物を丁寧に」と言われたなら、丁寧とは何かを確認する。

「主体的に取り組む」と言われたなら、具体的にどの行動を変えるべきなのかを確認する。

抽象的な言葉のまま持ち帰っても、次の行動は変わらない。

成績表を受け取ったら確認すること

1.どの観点が低かったか
知識・技能、思考・判断・表現、主体的態度のどこに課題があるかを見る。

2.テスト以外の評価材料を確認する
小テスト、レポート、提出物、授業中の課題を確認する。

3.所見と観点別評価の食い違いを見る
良いことが書かれていても、低い評価があるなら、その理由を考える。

4.本人の認識だけで判断しない
「出した」「やった」ではなく、期限、記入、丸付け、直しまで確認する。

5.分からない場合は学校へ聞く
次の評価へ上げるために、何を改善すればよいかを確認する。

6.具体的な行動を決める
「頑張る」「しっかりやる」ではなく、いつ、何を、どこまでやるかを決める。

褒めるだけでは、改善点は伝わらない

できないところばかりを指摘することが、良い指導だとは思わない。

良いところを見つけ、認めることは必要である。

ただし、その子を本当に伸ばしたいのであれば、良いことだけを伝えて終わるわけにもいかない。

本人に課題があるなら、何が課題なのか。

どの行動を変えればよいのか。

それを本人と保護者が分かる形で伝える必要がある。

学校では伝えているのかもしれない。

ただ、本人に伝わっていないのであれば、結果として行動は変わらない。

だからこそ、成績表を見た側が、観点別評価や提出物の状況を具体的に確認する必要がある。

評定を一つ上げるために、特別なことが必要とは限らない。

小テストの準備をする。

提出物を期限内に完成させる。

答え合わせと直しまで行う。

分からないことを質問する。

先生から言われた改善点を実行する。

一つひとつは当たり前のことである。

しかし、その当たり前を毎回続けるのは簡単ではない。

だから、具体的な行動へ分け、記録し、実行できているかを確認する必要がある。

瀬谷松栄塾では、テストの点数だけでなく、小テストや提出物、普段の取り組み方も確認している。

ただし、塾が存在を知らない提出物には対応できません。

まずは、何が、いつまでに必要なのかを共有してもらう。

そのうえで、完成までの進め方や、忘れないための方法を一緒に考える。

成績表は、数字を見て終わるものではない。

次に変えるべき行動を見つけるための材料である。

テストの点数と成績表の評価が合わないと感じていませんか。

点数だけでなく、小テスト、提出物、普段の取り組み方まで確認し、次に変える行動を整理します。

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2026.07.27 Monday