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志望高校は「その先の進路」から逆算して考える

30秒で読むまとめ

志望高校は、今の成績で入れそうかどうかだけで決めるものではない。
大学、専門学校、就職など、高校卒業後の進路によって、選ぶべき高校や入学後に必要な行動は変わる。
将来がまだ決まっていないなら、何も考えずに楽な方を選ぶのではなく、できるだけ選択肢を残せる高校を考える。

高校受験では、

「とりあえずこの高校に行きたい」

「行けるなら、別にどこでもいい」

という生徒も少なくありません。

今の内申で届きそうな高校。

模試の偏差値で安全そうな高校。

家から通いやすい高校。

友達が受ける高校。

制服や校風が気に入った高校。

もちろん、どれも高校を選ぶうえで大切な要素です。

合格できる可能性を無視して志望校を決めることはできないし、毎日通う場所なので距離や校風も無視できない。

しかし、高校はゴールではありません。

高校を卒業したあとには、大学、専門学校、就職など、その先の進路がある。

志望高校は、高校に入ることだけではなく、卒業後にどこへ進むのかまで考えて選ぶ必要がある。

「高校に入ってから考える」では遅くなることがある

保護者世代には、

「とりあえず行ける高校に入る」

「その後の進路は、高校に入ってから考える」

という感覚が残っていてもおかしくありません。

以前は、偏差値50前後から下の高校では、卒業後に専門学校や就職を選ぶ生徒も多く、大学進学は今ほど一般的ではありませんでした。

しかし、今はこのあたりの高校からも、多くの生徒が4年制大学へ進学する。

大学へ進む方法も、一般選抜だけではない。

指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜などを利用して進学する生徒も多い。

だからこそ、

大学に行く可能性があるなら、高校に入ってから進路を考え始めるのでは遅くなりやすい。

推薦を使うなら、高校1年生からの評定が関わる。

高3になってから急に頑張っても、高1、高2の成績を変えることはできない。

一般選抜で大学を目指す場合も、中学内容の理解が不十分なまま高校へ入り、高3から受験勉強を始めれば簡単に間に合う、という話ではありません。

高校の英語や数学は、中学内容の上に積み重なっていく。

中学時点で頑張れば、より大学進学を考えやすい高校へ届く可能性がある。

そうであれば、今頑張る意味は十分にある。

同じ大学進学でも、高校によって進み方は変わる

偏差値45前後の高校からでも、大学へ進むことはできます。

ただし、

「大学へ行けるかどうか」

だけで考えるのではなく、

「どのような環境から、どのような方法で大学を目指すことになるのか」

まで見ておいた方がよい。

大学進学が多数派の高校なら、周りにも大学を考える生徒が多くなる。

学校の進路指導も、大学進学を前提として動きやすい。

一方で、大学、専門学校、就職へ進路が分かれる高校では、自分で意識して動かなければ、進路を先送りしやすくなる。

どちらが良い、悪いという単純な話ではない。

ただ、大学に行く可能性があるなら、より大学進学を目指しやすい環境を選べるかどうかまで考えるべきです。

また、どの高校に入ったとしても、高校受験が終われば勉強も終わり、というわけではない。

・高1から定期テストで崩れない

・提出物を期限内に出す

・欠席や遅刻を増やさない

・苦手科目を放置しない

・必要に応じて資格取得も考える

こうした積み重ねが、そのまま高校卒業後の選択肢につながる。

大学へ行かないなら、行かないなりにその先を考える

もちろん、大学だけが正解ではありません。

専門学校で学びたいことがある。

高校卒業後に就職したい。

スポーツや芸術など、勉強以外に本気で取り組みたいことがある。

そういう場合は、大学進学だけを基準に高校を選ぶ必要はない。

ただし、

「勉強が大変そうだから大学へは行かない」

「何となく楽しそうだから専門学校へ行く」

「今の成績で入れそうだから、この高校にする」

という決め方では、その後に困る可能性がある。

専門学校なら、何を学ぶのか。

どのような資格を取り、どのような仕事につなげるのか。

就職なら、どのような仕事を考えているのか。

その高校の卒業生は、どのような進路へ進んでいるのか。

勉強以外の活動を続けたいなら、それを続けられる環境なのか。

大学に行かないなら行かないで、その先から逆算して高校を選ぶ必要がある。

進路が決まっていないなら、選択肢を残す

中学生の段階で、将来の進路がはっきり決まっていないこと自体はおかしくありません。

大学に行くのか。

専門学校へ進むのか。

高校を卒業して就職するのか。

まだ分からない生徒も多いでしょう。

しかし、

決まっていないことと、何も考えないことは違う。

まだ進路が決まっていないなら、できるだけ選択肢を残せる高校を考える。

大学に行きたいと思ったときに、目指しやすい環境なのか。

推薦を考えられるのか。

進路について相談できる環境があるのか。

専門学校や就職を選ぶ場合にも、必要な準備ができるのか。

「まだ決まっていないから、楽に入れそうな高校でよい」

ではなく、

まだ決まっていないからこそ、できるだけ将来の選択肢を残せる高校を考える。

成績を上げれば、選べる高校は増える。

選べる高校が増えれば、その先の進路の選択肢も増える。

好きではない勉強であっても、自分なりに努力を続け、やり方を考える経験は、その後にもつながる。

すべての生徒が、同じ高校や同じ進路を目指す必要はありません。

ただ、何となく今の成績に合わせて志望校を決め、その後に選択肢がないことへ気づくのは避けたい。

高校はゴールではない。

高校に受かって終わりではなく、その先につながる場所です。

だからこそ、志望高校は「入れる高校」だけで決めるのではなく、「その先の進路」まで考えて選んでほしいと思います。

今の成績だけで、志望高校を決めようとしていませんか。

高校卒業後の進路や、今後必要になる学力まで確認し、志望校と現在の学習状況を一緒に整理します。

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2026.07.28 Tuesday